「基本情報=基本情報技術者」
ま、どんな資格かというのは検索かければいくらでも出てくるのでそちらを参考に。
受験のきっかけは、H15春に初級シスアド (初級システムアドミニストレータ) に合格し、その勢いで勉強しようと思い立ったため。 でも参考書を買ってすこし読みだした頃、 体調を崩し勉強どころではなくなってしまって、そのまま月日が経過。 3年後に思い立ったように受験することにした。本がもったいないと思ったから。 別に誰かに受けろと言われたわけでもないし、完ぺきに自分の意志。
まずは午前。
初級シスアドに受かった直後にわりと評判だった 「一週間でわかる基本情報技術者試験集中ゼミ(午前編)2003年度版」 を購入してあったのであらためて読んでみる。 3年前に読んでチンプンカンプンだったけど、 何回かくり返し読んでいたのでけっこう覚えていた。
それでもいくつか忘れていることもあったので、 1回さらっと読んだあとはちょこちょこメモを取り、 あとは過去問をひたすら解いていった。
午前問題だけで初級シスアドの2倍ぐらいの情報量で、 すでに頭いっぱいモード。
そして午後。
午後は午前よりさらに大変だった。 問題によって理解できるものと解説を読んでも理解できないものがあったり。 特にポインタを使うような問題はほんとうに苦しんだ。
擬似言語を用いたアルゴリズムが C 言語に似ていたし、 C 言語の本は大学にいけばいくらでもあったので、 言語選択は最初 C 言語のつもりで勉強していた。 けれど C 言語は特にわかるわからないの差が激しく、 ポインタメインの問題はちんぷんかんぷん。
うーん、どうしてここでポインタになるんだ? ここにはアドレスがはいるの? わけわからないー! と嘆いていたら、「アセンブラやってみ」という助言をもらい、 遠回りでもアセンブラ (CASL2)をやってみようと1冊本を購入することにした。
CASL2 の本を読んで、 アドレスの使い方とポインタについて理解できるようになってきた。 そして C 言語の問題を解いてみると、選択肢の消去法で正解が出てくるように。 でも、CASL2 の問題のが単純かつ理解できるものが多く、 C 言語のつもりだったのに、気が付けば CASL2 の問題ばっかりやってた。
他の問題もできるものとできないものと極端で、 もうこればっかりは運だなと開き直った。
試験会場は3年半前に初級シスアドで受験した秋田経法大付属高校。 3年半ぶりでちょっと懐かしい感じもした。
滞りなく午前開始。 いきなり真新しい計算問題で焦った。 午前問題は半分以上過去問題が出ると思っていたのに、 そのあとも新傾向の問題が多くてさくさく問題が解けない。 けれど見たことない問題でも、 冷静に読めば消去法でなんとかなるもの。 単語を問うものは完ぺきにカンになるけどね。 結局思った以上に時間を取られ、2時間半目一杯使った。
そして午後。 午前中2時間半も机にすわりっぱなしというのはけっこう体力消耗するようで、 首と肩が痛くなって来た。 そうなると集中力も続かなくて、最初の1問目からよくわからなくて焦った。 こういうときは言語問題をやったほうがよかろうと、 問6(C)と問9(CASL2)をぺらぺらめくった。 プログラムの長さ的に CASL2 のがとっつきやすそうで進めていったら集中力がすこし復活。 言語問題1問やったあとに1問目から順番に解いていった。 1問目は簡単に解けた。よかった。 2問目が SQL だよっ! でも思ったより簡単。 3問目の日本語がわけわからず。4問目のアルゴリズムも微妙〜。 でも、プログラム設計と言語問題2問が比較的簡単だったので時間が余るぐらいだった。 いちおう見直しして時間いっぱい教室にいた。 結局言語は両方ともアセンブラ。
午前は例年よりむずかしくて、午後は例年よりかなり簡単だったような…。 とりあえず速報をそわそわと待つことに。
こういうメジャーな資格はすぐに速報がでるから助かる。 宿に戻って速報を元に採点。 午前 66/80 午後 24/31。 午前は多分大丈夫だろと思ったけど、 午後は配点が高いといわれているアルゴリズムやプログラム設計で凡ミスしまくり。 問1と言語問題2問は完ぺきだったけど、なんだか微妙だな〜。
3週間後に結果発表。
とりあえず合格したっぽい。
しかし午前で740点ってすごい点数だな!
午後と点数差開きすぎ!
簡単と言われていた午後問題でこの点数ってのはどうなの!?
微妙だけどまあ合格は合格だよねっ? っね?
初級シスアドに比べると大変さ3倍。 よく受かったよ〜。
今回の試験は合格率が異常に高く、 普段15%の合格率が今回は24%。 単純に喜んでいいのかわからない。 でも買った本は無駄にならなかったし、Webページのネタになったし、 履歴書に書けるし、まあよかったのかな。
特別この資格に合格したからってなにかメリットがあるかって言われるとなにもなし。 でもコンピュータの仕組みとかやアルゴリズムについて多少なりとも理解できて、 自分にはプラスになった気がする。
参考書
講義を録音して編集したものらしく、 たとえが面白かったり、脱線もちょっとあったりと、 気楽に読める本。 2003年当時はすごく評判が良かったんだけど、 最近の amazon ではかなり酷評されている。 けれど、私には役に立った。 これだけじゃ足りないけどだいたいの雰囲気は掴めるので良かったと思う。
午前編とは全然違って、私には逆効果な本だった。 2003年当時ならよかったのかもしれないけど、 例題が古いのと、トレース作業がとても苦痛だった。 考え方はよかったのかもしれない。 アルゴリズムの問題ができるできないの差が激しく、 苦手意識で読めなかったのかも。
ピアソンエデュケーションの過去問題集。 当時2年ぐらい過去問題が非公開になっていて、 これが一番過去問題を網羅していた。 今も売っているのかしら? CDROM がついているので、プリントアウトして使うことができた。
あとから買い足した本その1。 CASL II の本っていうのがなかなかみつからず、 amazon で評判のよかったものをチョイス。 CASL II の文法自体はまったくむずかしいものではないので、 最初のほうはさくさく読めた。 でも後半からプログラムを作成する方面に行ってしまい、 読むのが苦痛になってきた。 実際問題を解くのは穴埋めだったり、 与えられたプログラムを理解すれば解けるので、 ここまでやる必要はないと思う。 もうちょっと CASL II の過去問題を解くという形のものがよかったな。
あとから買い足した本その2。 過去問題集はなんでもいいと思う。 この本は見開きで左ページに問題、 右ページに解答解説という構成になっていてすぐ確認できたのが良かった。 でも誤字脱字が多くて、信頼性にはちょっと欠ける感じがした。
リンク
本家。 申し込みも合格発表もここで。
過去問題が充実! 一番みていた Web ページ。 でも機種依存文字を使っているのがネック。 (私の環境では文字化けするのよ)
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